先輩インタビュー

先輩インタビュー

商品開発

65年を超えるナニワ史上、
誰もつくったことのない味を創り出す。

研究室 商品開発課

水田 尊大

2015年入社

試作から、お客様がつくる
最終製品まで、見届ける。

食品メーカーやコンビニチェーンといったお客様から、営業が聞いてきたニーズに合わせて、新しいクリームを開発するのが私の仕事です。求める味や固さ・粘度になるように、原材料の配合を考え、試作して、量産します。試作は1~2kg単位ですが、量産設備で行うテストでは5~10kg、そして実際に量産となると160~300kg。試作ではうまくいったのに、量産設備で加熱すると乳化がほどけて水分と油分が分離してしまったり、水分量の違いで固さが変わってしまったりすることもあるのが、難しいところです。量産に成功しても、まだ終わりではありません。お客様先の工場で、無事に条件を満たした最終形のお菓子になるまで、お客様と話し合って改良を重ねます。

軟らかくて固い、
絶妙なクリームを全国のコンビニへ。

最近の自信作は、コンビニで売られているチョコパイの、チョコクリーム。「パイの中に充填しやすい軟らかさと、保存中にパイ生地に染み込んでしまわない固さを両立させる」という絶妙な条件を、製造の担当者にも協力してもらって、何度もお客様とやりとりしながら実現しました。お客様の製造ラインで量産テストに成功した瞬間は、何よりうれしかったですね。実は以前の会社では、チーズの生産管理をしていたのですが、どうしても商品開発に挑戦したかったのでナニワに転職しました。思ったとおり、ここでの商品開発の仕事は、大変だけど、めちゃくちゃ楽しいですね! クリームだけでなく、アイスクリーム用のあんや、当社の直営ショップ「アッフルバー」用のあんなど、幅広い製品に関わることができることも魅力です。

新製品に、新プロジェクト。
こんなに早く関われるなんてラッキー!

研究室 商品開発課

桐生 実歩

2016年入社

大手メーカーの商品の材料を
開発するという責任感。

あんを中心に、ジャムやクリームの開発を担当しています。新製品の中には、「安納芋使用」など、特定の原産地の材料を使うものがあります。実は、それが開発者泣かせ。同じさつま芋でも、原産地が違えば糖度が変わります。ちょっとした差でも、量産の際に使う釜の熱で焦げた色になる「色焼け」が発生してしまうこともあります。だから、さつま芋にしても、フルーツにしても、初めての原料は注意が必要です。他にも、あんドーナツのあんを、甘さ控えめ・塩味強めにリニューアルしたり、バナナクリームのバナナ感を増量したり。私が手がけた製品が、全国の店頭に並ぶ大手メーカーの、商品全体の魅力に直結する材料になるわけですから、責任重大です。

新しいあんの楽しみ方を若い人に
提案するプロジェクトに参加。

通常の商品開発に加え、ナニワ直営のあんワッフル専門店「Antenant(アンテナント)」プロジェクトにも、入社直後から携わっています。若い女性にあんの新しい楽しみ方を提案するこのお店の商品は、「あん+ワッフル」の食べ歩きスタイル。店舗立ち上げ時に、あんやワッフル生地の開発を行い、最近は北海道メロンあんなど季節限定の新しいあんや、夏向けにプルプル食感の冷たい水まんじゅうを開発中です。私は大学で管理栄養学を学びましたが、就活を進めるうちに開発の仕事に惹かれ、見学時に人のあたたかさを感じたナニワに就職することを決めました。同じ職場の方や製造現場の方など、いろいろな人の協力の下、めったにできない経験ができています。

商品開発の1日

  • 08:00
    始業。メールチェックの後、今日の試作品3種類の配合を考えます。
  • 09:30
    試作開始。量産とは違って少量(と言っても寸胴鍋で1kg)を、午前中に仕上げます。
  • 12:00
    社員食堂でランチ。会社がお弁当を用意してくれます。
  • 13:00
    別の種類の試作を開始。午後に2品ほどつくります。
  • 16:00
    試作品した品目や量、原価などの情報を書類にまとめておきます。営業から依頼があれば、新製品の企画書を作成することも。
  • 18:00
    終業。お疲れ様でした。
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